定年退職後34年の歳月をかけ、激動の明治初期を時代考証、小説化!
明治初めの動乱期、横浜を舞台にした4日間の物語。
当時の世相や東西の価値観の違いにも言及した推理小説。
反政府グループの残党7名が、横浜の支援者宅で九州逃亡の計画を相談。
ところが翌日、仲間3人が待ち受けられて政府の兵隊に逮捕される。
難を逃れた主人公の一人は、裏切者を突き止めて逮捕された仲間を
救いに護送隊に単身で切り込む。
もう一人の主人公・古豪芳之助は妻と一緒に、横浜港からアメリカ
に向けて出国を図る。
彼らを待ち受けるものは?
著者ご紹介 渡久良志茂(本名:早川敏郎)
1919年生まれ・95歳、京都府出身・京田辺市在住。
彦根高商卒業後、国策会社で経理を担当。その後、陸軍兵士として満州に渡る。
帰国後は京田辺市にある名門ゴルフ場の支配人に就き、60歳で定年退職。直ぐに子供の頃からの夢・脚本家を目指し、大阪の脚本家養成学校に5年間通い、94歳で処女作の本著を上梓。
読売新聞や朝日新聞など6紙で紹介される。
今年2月には第2作『河畔の宿』と第3作『異邦人』を同時に出版。
現在も執筆活動に取り組んでいる。
目次
第1章 西国逃亡計策 第2章 横浜北仲通り和泉屋の止宿人 第3章 ハーマートン商会の買弁 第4章 ウインザー・ホテルにて 第5章 邂逅 第6章 台風 第7章 南京街芳翠楼会議(一) 第8章 南京街芳翠楼会議(二) 第9章 南京街芳翠楼会議(三) 第10章 南京街芳翠楼会議(四) |
第11章 訴人探索 第12章 暗闇の向こう側 第13章 渋柿の実の熟する頃 第14章 焦土 第15章 帰順部曲点検所 第16章 夜にさまよう 第17章 雨に濡れた海棠の花 第18章 ハーマートン商会の女秘書 第19章 煩悩滅却 第20章 飛脚船出航 |
ジャンル 時代小説 著者 渡久良志茂 発行元 研人企画
発行時期 2013年11月20日
サイズ・頁数 A5判・541頁 商品番号 KPBN13001
商品名 太平海飛脚船の乗客
販売価格 2,160円 税別価格 2,000円 送料区分 送料込 配送タイプ 発送手数料
