歴史街道いづみ路の歴史と文化 大智寺

木津川泉大橋のそばに建つ大智寺は、鎌倉時代かつて行基の架けたといわれる泉橋の橋柱をもって文殊菩薩像を刻み、西大寺慈真和尚を開基として橋柱寺と称する一寺を建立された。
其の後、寛文9年(1669)、本寂和尚によって再興し、寺名を橋柱山大智寺と改められた。

当寺を一名橋柱寺と呼ぶのはこうした由来による。本堂、表門、鐘楼、庫裡、書院からなる当寺は、再興に際して東福門院和子{後水尾天皇(法皇)の皇后}により費用が下賜された由来深き寺院である

建物は京の大工による質の高いもので、これだけの伽藍は当時の建物としては眞に珍しい存在とされている。

本尊 文殊菩薩(重要文化財)

寺伝によると天平13年(741)行基菩薩が木津川に橋を架けられたが其の後洪水の為、橋が流れ、正應元年(1288)再び橋を架けようとしたところが川の中に半分残った橋柱の一本が時々光を放つので不思議がられていた。

当時、この付近に住んでいた橘次郎大夫守安という大和国西大寺の僧、慈真和尚に不思議な橋柱の話をした。
それを聞いた慈真和尚はその橋柱に文殊菩薩像を刻むことをすすめた。
そこで守安は、仏師の安阿彌にこの像を彫刻させお堂をつくり安置した。
智恵の文殊菩薩は渡海文殊の一種で獅子の上の蓮華座に座し、きれいな彩色が施されている。

所在地: 〒619-0214 木津川市木津雲村42-1

拝観時間:9:00 ~ 17:00 (要予約)

拝観料: 300円    :TEL:0774-72-2500

十一面観世音菩薩(重要文化財)

十三重石塔

基壇には枠取りをした中に格狭間を造り出す
初層軸部の北面と西面には舟形光背の中、四方仏を半肉彫り、東面と南面には金剛界四仏の種子を刻み込んでいます。